【不安障害×日帰り旅】江ノ島ひとり旅のその後|心の変化と振り返り

【不安障害×日帰り旅】江ノ島ひとり旅のその後|心の変化と振り返り 気持ちのよりどころ記録
水乃 しほ

ADHD&不安持ちのワーママが、家事・育児・働き方・ちょっとの自分時間をゆるく模索中。
豆腐並みに崩れやすいよわよわのメンタルですが、何とか生きてます。

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不安障害があると、ひとりで出かけるなんて無理だと思ってた

そんな私が、ゴールデンウィークに日帰りで江ノ島ひとり旅をしてみた記録の「最終回」です。

これまでのお話しはこちら↓

外出や電車移動が苦手な方、パニック障害・不安障害を抱えている方にとって、旅行やちょっとしたひとり旅は大きな挑戦かもしれません。

今回は、「ひとりで出かけてみたその後」の話。
帰り道に感じたことや、旅のあとに少しだけ変わった心の景色についてまとめました。

実際に出かけたからこそ得られた気づきや、「次はこうしてみたい」と思えたことも。

不安障害やメンタルの不調で外出にハードルを感じる方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。

江ノ島ひとり旅の帰り道|不安障害もちの私が感じた安心と小さな自信

サムエルコッキング苑のネモフィラの画像です

勇気を出して1人で出かけてみた、江ノ島からの帰り道。
帰りの電車の中で思ったこと、ひとり旅の振り返りをしていきます。

帰りの方が行きより心が軽かった理由

行きの電車では少し緊張があったものの、帰りの電車はさらにガラガラ。

朝早く出発したので帰りはお昼過ぎ。
まだまだ電車が混雑する時間ではなかったので、ゆったりと帰宅することができました。

全体的に早め行動することで帰宅後もゆっくりすることができるし、外出に不安がある方は朝早めの出発がおすすめです!

私は自宅が大好きなので、普段の通勤でも帰りの電車は薬を飲まずに乗ることができます。
昔は自宅でも不安発作に怯えていたことを考えると、少しずつでも回復してきているのかな…としみじみ感じます。

電車の中でひとり旅の振り返りをしてみた

江ノ島シーキャンドルの画像です

自責型ADHDなので基本的に1人反省会が欠かせませんが、今回は反省はせず(笑)
帰りの電車では今回の旅を振り返っていました。

体力ない民はエスカー必須

江島神社を参拝するときに、有料のエスカレーター「エスカー」を利用するかとても迷いました。

結局少しでも節約するために徒歩で登ったのですが、正直膝が痛くて大変なことに…。

不安障害になってから疲れやすく、運動をする習慣もありません。
徒歩移動なので、その後も歩くことを考えたらエスカーを使うべきでした。

次回はもう少し予算を増やして江ノ島に行きたいと思います。笑

温泉は止めておいて正解だった

当初の計画では、江ノ島アイランドスパの温泉に入る予定でした。

利用料が2800円と予算の半分以上を占める金額だったため、泣く泣く断念したものの…
帰りの電車では「やめておいて良かった」と思いました。

エスカーを利用せず歩き回ったことで、私にしては心身ともに結構な疲労感がありました。

温泉は大好きなのですが、自律神経が弱いせいか入浴後に体調が悪くなることがあります。
今回は疲れていたので、1人でえのスパの温泉に入っていたら体調不良で帰れなかったかもしれません。

不安が強い人、自律神経が弱い自覚がある人は、ひとり旅での温泉は無理して予定に組み込むより、体調に合わせて調整するくらいがちょうどいいかもしれません。

えのスパは家族と一緒に行きたいと思います◎

ひとり旅で得た気づき|不安障害もちが感じた小さな自信

江ノ島の橋を渡る画像です。

今回ひとりで旅に出てみて気付いたこと、得たものをまとめてみました。

「遠出はムリ」と思ってたけど、やってみたらできた

私は毎日通勤で往復2時間、電車に揺られています。
でもそれは「座れる電車」「慣れたルート」「薬の服用ありき」で成立しているもの。

いつもと違う電車や土地、不確定要素が多い状況になると、私の不安レーダーはすぐ反応します。

江ノ島へのひとり旅も最初は不安でしたが、朝早めに出発したことで混雑を回避でき、スムーズに到着。
それだけで心に余裕が生まれたし、「あれ?できたじゃん」って思えました。

「行ってみたら何とかなる」って、案外ほんとだった

私は事前準備で不安を抑えるタイプです。
薬や対策アイテムを持っていけば、「もし〇〇になったら…」の不安がぐっと減ります。

疲れたら座ればいいし、不安になったら深呼吸して落ち着くのを待てばいい。
江ノ島は徒歩で移動する場所が多く、自然とリズムを取り戻す時間が多かった気がします。

海や山、潮風に癒されながら歩いたことで、いつもより自分の脳みそが静かだった気がしました。

そして、「ちゃんと行って帰ってこれた」こと。
たったそれだけだけど、確かな成功体験になりました。

日常への帰還|ひとり旅のあとに見えた家族との時間

サムエルコッキング苑の画像です

ひとり旅から帰宅した後に感じたこと、家族との日常が少し変わったことについて綴っています。

家族との時間に、ほんの少し余白ができた気がした

ひとりで江ノ島を歩いていると、写真を撮ったり景色をじっくり眺めたり…
家族と一緒だと気づけないことにも自然と目が向きました。

でもその一方で、

「このおせんべい、長女が好きそうだな」
「次女が好きなキャラクターの限定グッズある…買って帰ろうかな」
「ここ、前にパパと来たなあ」

そんなふうに、ふとした瞬間に家族のことが浮かんでくるのも事実でした。
一緒にいるときは見えない、でも、たしかにそこにある「家族への気持ち」。

旅先で感じたその想いが、日常に帰ったあとの自分にちょっとした余裕をくれた気がします。

「また行きたいな」って思えた自分が、ちょっと嬉しい

正直なところ、1人で出かけるのは勇気がいりました。
でも、行ってみたら思っていたよりずっと楽しかった。

「次はもうちょっと遠出してみようかな」
「海じゃなくて、今度は山…?箱根とか?」

苦手意識がある場所にも、ほんの少しずつ挑戦できる気がしています。

不安障害があると、“次の予定”を立てることすら億劫になります。
“また行きたい”と思える感覚が戻ってきたこと自体が、私にとってはすごく大きな一歩です。

江ノ島ひとり旅で見つけた「安心」と「自信」

不安障害があると、ひとり旅なんて無理だと思っていた私。
でも実際に行ってみたら、ちゃんと楽しめて、ちゃんと帰ってこれた。

それだけで少し、自信が持てました。
「また行きたい」と思えたのも、小さな変化のひとつ。

不安を抱える誰かが、一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

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