前回の記事で、電車に乗る不安とどう向き合ったかを書きました。
「行けば何とかなる」「朝早く出れば座れる」と自分に言い聞かせて、ガラガラの電車に拍子抜けしつつ、意外にも余裕で江ノ島までたどり着いた私。
でもここからが本番。
方向感覚ゼロの私がちゃんと目的地にたどり着けるのか、そして、厄まみれの母のために「塩のお守り」を無事に手に入れられるのか。
外食がちょっと怖いとか、急に寂しくなるとか、そういう気持ちも全部ひっくるめて、「ひとりで江ノ島を歩く」ということのリアルを、今回は書いていきます。
江ノ島観光スタート|方向音痴ADHDが1人旅でやらかした話

片瀬江ノ島駅に無事到着したものの、超ド級の方向音痴の私が無事目的地にたどり着けるのか…
最後までお読みください。笑
人の流れについて行ったら逆方向に進んでた
まず前提として、私は超超超方向音痴です。
ADHDの影響もありますが、それだけじゃないと思います。笑
夫には「道分からないのに何で自信満々で違う方向に進むの!」とよく怒られています。
自分でもなぜかは分かりません。
江ノ島に着いてすぐに特性発揮。
何となく人の流れに乗って歩いていると、目の前に江ノ島水族館が…
あれ?江ノ島本島って水族館の方向じゃなくない?
と気づき、反対方向へ。
今回は比較的早く軌道修正ができました。
Googleマップの女神に救われて軌道修正
ただ反対方向に進めば島に渡る橋にたどり着くはずですが、今日は1人。
迷子になったら江ノ島で野宿する羽目になるかもしれません。
今日は普段の「道が分からないくせに自信満々」は抑えて、大人しくGoogleマップのお世話になりました。
ただの一本道なのですが不安なく歩くことができて、お日様を気持ちよく感じる余裕すらありました。
ちなみに私は江ノ島には10回以上来ています。
なのに迷う。なぜだ。
マップアプリは必須ですね。
江島神社の階段を徒歩で登ってみた|エスカー使わないルートと参拝の感想
Googleマップのおかげで、何とか江ノ島本島まで到着!
まだまだ冒険は続きます。
節約のためにエスカーを回避→後悔スタート

まず思い出していただきたいのが、今回のひとり旅の予算は5,000円です。
江島神社までは階段を上るか、「エスカー」という有料のエスカレーターを使って行くことができます。
今回は節約のため、自力で階段を上って参拝することに。
膝が大爆笑していました。
体力がない方は、ケチらずエスカーをおすすめします。
真っ赤な社殿と母への“塩のお守り”任務完了

息も絶え絶え、江島神社にようやく到着しました。
翌日の筋肉痛を確信しながら、手水所で手と口を清めます。
いつ来ても、真っ赤な社殿の美しさに癒されます。
なぜかは分かりませんが、私は昔から江島神社が大好きで、来ると気持ちが落ち着きます。
母へのおみやげ、塩お守りもゲット!
まさかの1,000円!高っ!値上がりしてない!?
とプチパニックになりながら、巫女さんに渋沢さんを手渡しました。
母にプレゼントしてしまったので、写真が撮れず残念…
癒される素敵なお守りなので、江島神社に行った際はぜひチェックしてください。
頂上の展望台エリアで出会った静かな景色
せっかくなので(すでに脚もガクガクなことだし)
頂上を目指して階段を上ります。

眼下に広がる海に癒されながら、割とすぐに頂上に到着!
サムエルコッキング苑が17時までは無料開放とのことで、初めて入場してみました。


キラキラのオブジェと花が綺麗でした。
夜はライトアップされるそうなので、もっと綺麗なんでしょうね。
私のお気に入りのエリアはここ。

色とりどりのドライフラワーが吊るされていました。
ドライフラワーって生命力がない感じで(お好きな方ごめんなさい)
生花よりは好きではなかったのですが、ここのドライフラワーはすごく綺麗でした。
お気に入りすぎて今のスマホの待ち受け画面です。
私以外にも花やオブジェの写真を撮っている方や、「もう何度も来てるのよ」と話していたご近所(多分)の方が、静かにその場所を楽しんでいました。
江ノ島は観光地だけど、近くに暮らす人たちにとっては日常の中の“癒しの場所”なんだなと感じました。
江ノ島でひとり外食してみた|不安障害の私が選んだお店と気持ちの揺れ

せっかく江ノ島に来たからには、美味しいランチも楽しみたい。
……とはいえ、外食恐怖症気味の私にとってはちょっとしたハードルです。
ランチに選んだお店や、おやつについて振り返ります。
大人気店「とびっちょ」は選ばなかった理由
夫も江ノ島が好きなので、遊びに来たときは必ずお昼は「とびっちょ」を選んでいました。
江ノ島にはとびっちょの店舗が2つあり、
江島神社の参道に1店舗あったのでメニューを拝見。
新鮮な魚介のどんぶりが名物の大人気店なのですが、
量が多いのと1人でたくさん生ものを食べる不安が勝ったため、今回はパスしました。
かき揚げもあるのですが、何しろ、料理のサイズがどれもデカい。
1人の外食でドキドキしてしまう私には、ちょっとハードルが高かったです。
今度家族と来ますので…と心の中で謝りながら、
ランチするお店を探しなおすことにしました。
テラス席のゆる外食で気持ちがほぐれた
江島神社の参道を通り過ぎ、イカ焼きや貝焼きのお店に呼び込みされつつ
ランチするお店を探して歩いていると…。
「釜揚げしらす、ありまーす!」
との呼び込みが。
江ノ島は生しらすが名物ですが、釜揚げしらすの方がお腹に優しそうな気がします。
加熱されていると安心感が増幅する私。(特に根拠はありません)
どんぶりの量もほど良い感じで、
セットのお味噌汁が美味しそうだったので、ようやくランチのお店が決定。
店内かテラスかを聞かれたので、せっかくならとテラスを選びました。
テラス席は、なんと真下が月極駐車場。笑
でも潮風が気持ちよくて、ちょっとした開放感も。
隣の席では、後から来たカップルがイチャイチャしはじめましたが…
私は静かに、釜揚げしらすと生しらすの丼をいただきました。

時間が早かったこともあり混雑しておらず、ゆったりと食事を楽しむことができました。
江ノ島でランチしたいけど生ものが多くて心配…という方は釜揚げしらすを選んだり、定食屋さんやカフェを選ぶと安心です。
カフェのわらび餅ドリンクが吸えない問題(笑)
ランチを食べ終わったら甘いものが欲しくなったので、デザートを探しに行くことに。
歩き始めて2分、えのスパのカフェで抹茶わらび餅ドリンクを購入しました。

わらび餅が底に固まっているのか、吸えども吸えども出てこない。
ひたすら抹茶ミルクだけを飲む時間が続き、最後にわらび餅が固まって出てきました。笑
吸えずに終わったので、お行儀が悪いですが抹茶ミルクを飲み終わった後、フタを開けて餅単体で食べました。
味は、抹茶の苦みとわらび餅の甘さともちもち感がちょうどよくて、結果的には“吸えなくても満足”な一杯でした。
江ノ島ひとり旅の感想|不安がありつつも行ってよかった理由
不安はあったけれど、行ってみたら想像よりもずっと穏やかで、「私、ちゃんと行って帰ってこられたんだな」と思えた江ノ島ひとり旅。
好きな場所に助けられて、ちょっとだけ自信がつきました。
またいつか、無理せずふらっと出かけてみたいです。
江ノ島を少し歩いて、景色を見て、ごはんを食べて。
ひとり旅はここで終わり…じゃなくて、最後にもうひとつ。
▶ 次回は、帰り道と、旅のあとで気づいた心の変化についてまとめています。
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